訳者の前書きを読んで、順繰りには読まないことにした。
まず、大好きなバッハ論。
次いで、大好きなドビュッシー論、なかでも『ペレアスとメリザンド』論。
ここまででわかったこと。大好きなストラヴィンスキーの論を読むのがためらわれるのと同時に、シェーンベルクは死んだ(死んでいる)という意見に共感できること。真にバッハと比較さるべきはヴェーベルンであるということ。なるほど。
ブーレーズが批判しているのは、いずれにしろ、新たな音楽を模索しているその過程において、既成の形式に寄りかかることの安易さだ。
その点、ストラヴィンスキーもシェーンベルクも批判さるべきである。現代の音楽を担っているのは自分だ。行間からそんな気概がひしひしと伝わってきて感動。
読書状況:いま読んでる
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カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2013年11月27日
- 本棚登録日 : 2013年11月27日
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