悲劇なのか喜劇なのかさえよくわからない。その、境目を追求した映画。悲劇というと、どこか人間の力を超えた運命の采配にただ呆然とするしかないという感じがあるが、本作で生じる事件はどれも、ダメ人間たちが引き起こしたもの。ストーリーの流れからいって、もっと凄惨な場面が待ち受けているのかと思いきや・・・ともかく、何とも形容しがたい後味の残る作品。
あと、本作の演技賞は、他人から見れば憎めないダメ父親でありながら身内から見れば憎たらしいダメ父親を演じた三浦友和。
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DVD
- 感想投稿日 : 2013年11月5日
- 読了日 : 2013年11月5日
- 本棚登録日 : 2013年11月5日
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