嵐のように突き進むスカーレット。明日は明日の風が吹くから。
スカーレットは間違ったわけではない。彼女は生きるために、そのとき、一番必要なものを求めただけ。「今」だけに全力を傾ける女性だったのだ。「過去」を振り返るアシュレや、「未来」を考えられるレットとは異なる。スカーレットには、「今」しかない。
メラニーは優しい人だったかもしれない。でも、彼女は決してすべてを許す人ではなかった。譲らないところもあった。身体は弱かったかもしれないけれど、強い人だった。だから、強いけれど、決定的な弱さを持っていたアシュレもスカーレットもレットも、メラニーを失うことは痛手だったのだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
933: 小説. 物語
- 感想投稿日 : 2014年1月25日
- 読了日 : 2014年1月21日
- 本棚登録日 : 2014年1月25日
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