風と共に去りぬ (5) (新潮文庫)

  • 新潮社 (1977年8月2日発売)
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嵐のように突き進むスカーレット。明日は明日の風が吹くから。

スカーレットは間違ったわけではない。彼女は生きるために、そのとき、一番必要なものを求めただけ。「今」だけに全力を傾ける女性だったのだ。「過去」を振り返るアシュレや、「未来」を考えられるレットとは異なる。スカーレットには、「今」しかない。

メラニーは優しい人だったかもしれない。でも、彼女は決してすべてを許す人ではなかった。譲らないところもあった。身体は弱かったかもしれないけれど、強い人だった。だから、強いけれど、決定的な弱さを持っていたアシュレもスカーレットもレットも、メラニーを失うことは痛手だったのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 933: 小説. 物語
感想投稿日 : 2014年1月25日
読了日 : 2014年1月21日
本棚登録日 : 2014年1月25日

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