([は]6-1)宇宙にいちばん近い人 (ポプラ文庫 日本文学)

著者 :
  • ポプラ社 (2013年6月5日発売)
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感想 : 15
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宇宙人との毎日が、私を変えていく。

宇宙人だと名乗られたら、警戒する。まるで常識が通用しない人を、少々の迷惑な気持ちを込めて、「宇宙人」と呼ぶこともある。幸子の前には、本物の宇宙人が現れた。今までの生活はバシャリにかき乱されて、でも、その建前も遠慮もないバシャリの行動によって、本当に求めていたものに気付く。

幸子は子ども時代に戦争を過ごした。この小説の舞台は昭和三十年代初期。とっつきやすく、さらっと読めた。「もし空飛ぶ円盤研究会に宇宙人があらわれたら」という子ども時代の空想を元に、星新一をモデルにした人物が研究会でバシャリに出会い、それがきっかけとなって小説家になる話。星新一だけでなく三島由紀夫をモデルにした人物も。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 913: 小説. 物語
感想投稿日 : 2013年10月23日
読了日 : 2013年10月23日
本棚登録日 : 2013年10月23日

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