イソップ物語の「ウサギとカメ」は、コツコツやれば報われるという教訓ではない、という指摘が目からウロコでした。
自分をバカにする人に向かってわざわざ自分の価値を証明するべく、間違った所(カメが本来生きる所ではない、山の頂上)を目指して頑張ることは、不安や葛藤による誤った選択であり、せっかく具わっている自分自身の能力を発揮せずに、わざわざ悩みを作り出しているようなものであるから、そのように生きるべきではない、という教訓が一つ目。そして、二つ目は、ウサギのように、他者との比較によってしか自分の価値を確認できないような生き方はするな、というもので、ウサギは足の遅いカメを軽蔑することで自分を救おうとしているものの、逆にそうすることによって悩みの多い生き方へと自分を導くことになるとのこと。なるほどなぁと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
勉強・自己啓発
- 感想投稿日 : 2012年10月26日
- 読了日 : 2012年10月26日
- 本棚登録日 : 2012年1月29日
みんなの感想をみる