はじめてのディクスン・カー。
前情報なしに読んだのだが、自分でも驚いたことに途中で真相が分かってしまった。滅多にないことなので、不覚にもちょっとどきどきしてしまった。
確かにこれは巧い推理小説だ。古典とされるのも頷ける。
いや、そりゃ、言いたいことはいろいろあるけどね、それらすべてを補って余りあるほどトリックが素敵なのでよしとしよう。
(登場人物の造形がどうも薄っぺらじゃないか?設定がご都合主義的すぎやしないか?とかね・・・こういうときは純粋にパズルとして楽しむことにして「登場人物は詰将棋の駒、設定は与えられた盤面!」と割りきってしまえばさほど気にならないものだ(笑)
でもやっぱり、エキセントリックで魅力的な探偵役は欲しかったなー。ホームズの読み過ぎか?
ともあれ軽く読める作品なので、推理モノ好きなら一度は読んでみて損はしないんじゃなかろうか。
題名と表紙絵を見比べてみると・・・・・・。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2011年11月29日
- 読了日 : 2011年11月29日
- 本棚登録日 : 2011年11月29日
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