流れよわが涙、と警官は言った

  • 早川書房
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本棚登録 : 178
感想 : 10
3

ディック作品には珍しくない、実世界を失った男の話。
もともとの世界の多少の不可解さや、新しい世界での登場人物の変化なども、「ああ、ディックだな」と思える作品。

しかし、その世界を失った理由が割とはっきりわかるのは珍しいかも。最後は結構感情的な物語です。本作のダンディズムは古典的だな、と思いました。そういう部分は、日本も欧米も共通なのかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年11月28日
読了日 : 2015年11月4日
本棚登録日 : 2015年11月26日

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