ディック作品には珍しくない、実世界を失った男の話。
もともとの世界の多少の不可解さや、新しい世界での登場人物の変化なども、「ああ、ディックだな」と思える作品。
しかし、その世界を失った理由が割とはっきりわかるのは珍しいかも。最後は結構感情的な物語です。本作のダンディズムは古典的だな、と思いました。そういう部分は、日本も欧米も共通なのかもしれません。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年11月28日
- 読了日 : 2015年11月4日
- 本棚登録日 : 2015年11月26日
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