今、繰り返されてきた医療費の削減によって、全病院の52%が赤字。倒産件数も過去最大である。病院は診療報酬が改定されるたびに、血眼になってその詳細を読み込み、あの手この手で利益を上げていこうと必死になっている。
しかし、制度を逸脱して利益をあげる一部の病院の実態も明らかである。生活保護の受給者を集めては、過剰な治療や検査 を施し、診療報酬を得ようという裏のビジネス。生活保護受給者の医療費を国と自治体が全額負担する「医療扶助制度」にある。病院にとって「取りはぐれ」がなく、生活保護受給者は行き場がないため、不必要な診療をしても文句が出ないというのが儲けになる。
NHK取材班によって明らかにされた、この本を皆、もっと知るべきであろう...
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- 感想投稿日 : 2013年4月4日
- 読了日 : 2010年11月30日
- 本棚登録日 : 2013年4月4日
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