コッペリア

著者 :
  • 講談社 (2003年7月1日発売)
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本棚登録 : 393
感想 : 88
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ほんの数ページ読んだ時点で、これは大変な本を読んでしまったと良い意味で強い衝撃を受けました。人形もすきだし、幻想的な雰囲気や登場人物に不思議と強い魅力を感じました。コッペリアを読んだら、前からおむかえしたかった球体関節人形の少年がなおさらはやくおむかえしたくなりました。バレエで使われる、コッペリアやコッペリウスが出てくる小説だとおもっていたので、勘違いから入っていったのに本当にすんなり物語に入れて…これは本当に素敵です…。読むまえにバレエのほうの物語を知っておくのをおすすめします。冒頭の乱歩の引用からもう感動で胸がいっぱいだったというのに、切実なまでに人形に恋をしてしまう人が居たり、人形を死んだ我が子だとおもう母が居たり、設定がどこまでもわたしの好みのまんまん中を貫き駆け抜けていきました。幸せです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説 その他
感想投稿日 : 2010年12月27日
読了日 : 2010年12月27日
本棚登録日 : 2010年12月27日

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