子どものころ父が与えてくれた絵本の中に、かこ作品がたくさんありました。
かこ作品の真骨頂と言われる「物づくし」(画面いっぱいに人や物を描いて埋め尽くす)について、このエッセイでかこさん自身は次のように語っています。
"「いろんなものがある」「いろんな人がたくさんいる」というのは、自分が今いる社会について知る時の入り口なのだと思います。"
かこ作品に限らず、父の選ぶ絵本には「物づくし」が多かったのですが、意図してか意図せずしてか、父が私たち兄弟にそれを絵本を通して教えてくれたのだとこのエッセイを読んで思い至りました。
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- 感想投稿日 : 2015年12月23日
- 読了日 : 2015年12月23日
- 本棚登録日 : 2015年12月6日
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