脱・限界集落株式会社 (小学館文庫 く 6-7)

著者 :
  • 小学館 (2016年11月8日発売)
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【作品紹介】
限界集落と言われ、過疎・高齢化のため社会的な共同生活の維持が困難だった止村は、東京からきた多岐川優の活躍で、なんとか窮地を脱した。あれから四年。麓にはショッピングモールができるなど、止村は活況が続いている。そこへ麓の町の駅前開発計画がもちあがり、世論は二分される。その争いは多岐川家の夫婦間にもおよび、美穂は家を飛び出し、住民投票での劣勢が予想される側である駅前商店街保存に奮闘する。現状維持か、都市開発なのか。日本のそこかしこで直面している問題に切り込む地域活性エンタテインメント、待望の続編。

【感想】
限界集落株式会社の続編。
前作とは少し志向が違い、こちらも非常に面白い作品でした。
地方のMALLの盛衰、近隣商店街の再生など、小説上の話ではあるが、結局は人間の気持で大きく変わるものだと実感させられる作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 企業・経済小説
感想投稿日 : 2017年1月5日
読了日 : 2016年12月29日
本棚登録日 : 2016年12月20日

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