日本の地下鉄 (岩波新書 黄版 391)

著者 :
  • 岩波書店 (1987年11月20日発売)
3.25
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 1

1987年刊。著者は元運輸省職員。◆日本の地下鉄が、戦前期から戦後、S35年~45年当たりまでの東阪名における拡充期を経て、他の都市に波及していく過程を見ていく。◇車両保有0の神戸高速鉄道が開業10年で赤字を一掃したのは驚異的。◆一方、地下鉄隆盛の中、悉く廃止になった路面電車。赤字がその理由のようだが、どうして赤字になったのか?。本書では全く触れられないものの、現在、エネルギー効率に優れ、地下鉄よりも遥に安価な路面電車の見直しが進んでいる。が、かつて運営に失敗した理由を総括する必要性は強いはず。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2017年1月24日
読了日 : 2017年1月24日
本棚登録日 : 2017年1月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする