長きにわたり継続した「クロ現」の舞台裏話を中心に構成された自叙伝。
クロ現の終了の意味や裏面の開陳はないので、昨今のNHKの体質に切り込んだ書ではない。すなわち、限界は当然に存する一方、長所も持ち合わせているテレビ報道の意味と価値に言及する点を買うべきなんだろう。
つまり、私のようにクロ現の内輪話や著者の履歴に関心がなければ、テレビ報道をマクロ的に見たエッセイという意味で、第1、9〜10、終章の読破で充分か。
もっとも、真面目な意味で、「クロ現」におけるインタビューその他の失敗談を開陳する点は好感度高し。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自叙伝
- 感想投稿日 : 2017年9月17日
- 読了日 : 2017年2月25日
- 本棚登録日 : 2017年9月17日
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