反戦軍事学 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2006年12月11日発売)
3.15
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本棚登録 : 57
感想 : 15

簡明に書きすぎのところは多いし、比喩や皮肉の品のなさを感じるものの、まぁ、こんなところではないでしょうか。いわゆる本書と反対側の立場(とはいえ、本書は自衛隊必要説なので真逆とまでは言いがたい。)の人も、例えば、某漫画家など大して変わらないレベルなので…。とりあえず小川和久評は適切と感じる。また、兵器の購入・開発、あるいはエネルギー確保に関して、日本の政策が費用対効果として不適切な面が多々ある点、リスク分散(中東一辺倒、米国一辺倒)の観点から問題が多い点は同感。
本書と直接関係はないが、過日、NHKのBS1で放映された「世界のドキュメンタリー ホムスに生きる~シリア若者たちの戦場」にて銃撃戦の現場、戦場の現場、負傷者発生の現場を生々しくレポートしていたが、そのあまりの痛ましさを見るにつけ、威勢の良いことを声高に言う人物に、アジテーターの気持ち悪さを感じざるを得ない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2017年1月22日
読了日 : 2017年1月22日
本棚登録日 : 2017年1月22日

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