パチンコ業がギャンブルであり、ユーザーが儲かるようにはなっていないことは、胴元が儲からないようなギャンブルはない、儲からなければ、胴元が賭場を開帳するはずがない、パチンコ店が胴元である、これらの事実から明らかであろう。本書は、それよりも、パチンコ店に投入される金員とその流れが、規模に比して透明化されていない点と、政治家、監督機関(警察)との癒着の意味合いを解読する。まぁ、当たり前のことが書かれているだけだが、その規模に驚嘆するところ。実のところ、パチンコだけでなく、競馬・競輪・競艇も同様の構造。
その他のサッカー籤などはどうかな。さらには、構造にはパチンコとそれほどの差異がないにも関わらず、政治家や自治体が提唱するカジノ構想の意味合いにも、思考を巡らせるべきだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年1月6日
- 読了日 : 2017年1月6日
- 本棚登録日 : 2017年1月6日
みんなの感想をみる