パチンコ「30兆円の闇」: もうこれで騙されない

著者 :
  • 小学館 (2005年9月1日発売)
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本棚登録 : 124
感想 : 17

パチンコ業がギャンブルであり、ユーザーが儲かるようにはなっていないことは、胴元が儲からないようなギャンブルはない、儲からなければ、胴元が賭場を開帳するはずがない、パチンコ店が胴元である、これらの事実から明らかであろう。本書は、それよりも、パチンコ店に投入される金員とその流れが、規模に比して透明化されていない点と、政治家、監督機関(警察)との癒着の意味合いを解読する。まぁ、当たり前のことが書かれているだけだが、その規模に驚嘆するところ。実のところ、パチンコだけでなく、競馬・競輪・競艇も同様の構造。
その他のサッカー籤などはどうかな。さらには、構造にはパチンコとそれほどの差異がないにも関わらず、政治家や自治体が提唱するカジノ構想の意味合いにも、思考を巡らせるべきだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2017年1月6日
読了日 : 2017年1月6日
本棚登録日 : 2017年1月6日

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