遊女の江戸: 苦界から結婚へ (中公新書 1123)

著者 :
  • 中央公論新社 (1993年3月1日発売)
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感想 : 9

1993年刊行。◆江戸時代の遊女。当時における物語はもとより、現代の江戸期の物語にも数多登場する存在だ。本書は、苦界と言われた遊女の世界を抜け出し、「結婚」という一種のシンデレラストーリーに乗った人々の当時の逸話を並べることで、彼女らの心性と江戸期の結婚観を炙り出そうとする書。一方で、江戸期の遊女に対する目線を顕わにした書を用い、一般的な結婚がどれほど遊女らにとって狭き門のシンデレラストーリーであることも併せ明示しようとする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2017年1月10日
読了日 : 2007年12月9日
本棚登録日 : 2017年1月9日

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