2005年刊行。著者は大阪府立大学総合科学部教授。◆中身の良し悪しは兎も角、露悪的に内省的に、自らの性やリビドーを開陳できたものだと感心する。本書を善悪で論じるのは恐らく無意味だろうし(大半の人間はこういうリビドーを抱えつつも、リビドーを顕わにする行動をすることなく生活している)、著者は外形的行動に表れにくい心性の問題を議論しているのだろうから。ゆえに、女性が読めばどう感じるか(多分、嫌悪感なんだろうけど)は興味がある。男性は、ある点は自分とは違うけども、ここは納得できるという読み方をするだろうから。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2017年1月12日
- 読了日 : 2017年1月12日
- 本棚登録日 : 2017年1月12日
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