感じない男 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2005年2月8日発売)
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本棚登録 : 341
感想 : 55

2005年刊行。著者は大阪府立大学総合科学部教授。◆中身の良し悪しは兎も角、露悪的に内省的に、自らの性やリビドーを開陳できたものだと感心する。本書を善悪で論じるのは恐らく無意味だろうし(大半の人間はこういうリビドーを抱えつつも、リビドーを顕わにする行動をすることなく生活している)、著者は外形的行動に表れにくい心性の問題を議論しているのだろうから。ゆえに、女性が読めばどう感じるか(多分、嫌悪感なんだろうけど)は興味がある。男性は、ある点は自分とは違うけども、ここは納得できるという読み方をするだろうから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2017年1月12日
読了日 : 2017年1月12日
本棚登録日 : 2017年1月12日

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