2011年刊。著者は戦時中、捕虜収容所監視官。空襲で巡回回収が不可となった所内の排泄物汲取り作業を捕虜に代行させたが、捕虜がサボタージュしたため、上官の指示に従い打擲し、戦犯に。戦後、C級として重労働30年の判決を受ける。彼は巣鴨プリズンでも勾留されたが、そこで東条の房室清掃係を担当しその謦咳を得、さらに梨本宮、児玉誉士夫らの知遇も。趣味のイラスト描きで無聊を慰めていたが、所内で評判となりA級らに配布。ただ、本書は予期したほどイラストは多くない。またA級の実像は垣間見で詳しくない。むしろC級戦犯の実例か。
読書状況:読み終わった
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ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年1月21日
- 読了日 : 2017年1月21日
- 本棚登録日 : 2017年1月21日
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