2006年刊行。
「なぜ勉強するのか?」というタイトルの本は数多あるが、本書は良質の部類に属する。
簡明な表現で、列挙される例に難解なものはない。
が、底流に流れる思想(勉強哲学といったものかも…)は、個人的経験に照らしても納得でき、相当の普遍性を持つと思える。
すなわち、インプットは「理解力」養成のため、アウトプットは「表現力」養成のため、理解と表現を繋ぐのが「想像力」であり、これら3つの力が生きていく上での重要な能力と見るわけだ。
高校まで、あるいは大学の専門教育でも、多様なテーマを用い多面的に3力を養う過程と考える。納得の書。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
学習参考書
- 感想投稿日 : 2017年1月8日
- 読了日 : 2007年3月11日
- 本棚登録日 : 2017年1月7日
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