中世賤民の宇宙: ヨーロッパ原点への旅 (ちくま学芸文庫 ア 25-1)

著者 :
  • 筑摩書房 (2007年2月1日発売)
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本棚登録 : 109
感想 : 7
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中世の人々と我々とでは、宇宙観(この世界に対する理解)が全く違うことが分かり、非常に興味深く読んだ。この本では主に、空間・時間・死・大宇宙と小宇宙について、取り上げられている。学ぶことが非常に多い本だが、それでも、機械で均質に切り取った時間や物理的な基準をもとに測った空間の中で生きている身には、当時の人々の考え方が分からないことが多々あった。理解できなくても、こういう違いがあったと知ること自体が重要ということだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2010年10月25日
読了日 : 2010年10月25日
本棚登録日 : 2010年10月25日

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