2000年6月読了の「殺戮の<野獣館>」の続編。
前作はサイコとスプラッターを混ぜて、そこに鬼畜系とエロ要素を詰め込んだ作品で、しかも結末のあまりの意外さに、しばし愕然とさせられたが……。今作は少しだけ毒が抜け(血しぶきは増量)たような感じで、とっつきやすくなっているような気も。
前作で不明なままだった「野獣」の秘密が明かされたり、前作の登場人物が出て来たり、と、とにかく先に「殺戮の~」を読んでからでないと、今作の面白さは3割減かもしれない。本国アメリカではこれに続く第3弾も出ているらしいが、邦訳の出版は今以てされぬまま、著者も故人となってしまった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外ホラー/怪奇幻想
- 感想投稿日 : 2012年3月14日
- 読了日 : 2001年5月13日
- 本棚登録日 : 2012年3月14日
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