けものみち(下) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年12月19日発売)
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 病床の夫を殺害し、自由の身となった民子。その後政財界の黒幕・鬼頭の女として生きる。
 一方鬼頭の周囲では不可思議な事件が続く。一人事件の真相を探る刑事・久恒。しかし真相に近づいた時、鬼頭の圧力により警視庁をくびになる。諦めきれない久恒は単独で捜査を行う。しかしついに黒い手がしのびよる・・・
 さらには鬼頭の死により大いに揺れ動く政財界。身の危険を感じた民子は愛する男・小滝のもとへ。しかしそこには驚愕へ結末が・・・
 女の野望と政財界をも巻き込む裏の世界を描いた力作。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 松本 清張
感想投稿日 : 2011年8月19日
読了日 : 2011年8月19日
本棚登録日 : 2011年8月19日

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