伝える力 2 もっと役立つ! 「話す」「書く」「聞く」技術 (PHPビジネス新書)

著者 :
  • PHP研究所 (2011年12月14日発売)
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感想 : 245
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旦那が会社の課題で購入したので読みました。
しかしまあ、さすが旦那。
前回は”相手に「伝わる」話し方”を買ってました。
今回、伝える力2。
何もいえないです。

1を読んでないからって読めない本ではないでした。
相手に「伝わる」話し方は「ふむふむ。なるほどね」と思いながら読めましたが、この伝える力。はちょっと苦痛でした。

私自身、昔のことに興味ないからかもしれませんが、

疑問を投げかけられる→そんなこともわからないのかと言わない→噛み砕いて説明する→自分が成長する

の部分で、わざわざ歴史の話を持っきて、読めない漢字の羅列…。

伝えるにはまず、相手に自分の話の興味を持ってもらわないと楽しくもないということを再確認できました。

どうして今その話なのか、どうして八岐大蛇の話をしようとしたのか。意図がわからないと苦痛です。

また、本書で「具体的に話すぎると結局何が言いたかったのか、相手には伝わらない」ともありました。

まさに、池上さんが言ったことをそのまま返しちゃう本です。

興味持ってないのに具体的に話進められても、池上さんのいう、他の人にも伝えたくなる。とはならないです。
人間、表向きはそうなんですね!ほうほう!と聞くことはありますが、正直に、で、結局何が言いたかったの?とか、その話興味ない。とか言いません。

投げかけられた疑問に対して、どれだけの量の説明を入れるかも、伝える力には必要だと思います。

因数分解はとても共感できました。
私も旦那に話したいことをまず紙に書いて、結局何が言いたいのかを先に考えてから旦那に話をします。


旦那に毎度毎度、「どうせわからないと思って伝えなければ伝える力はつかないし、どう説明すればいいかわからないのなら、どう説明すればわかるかを試行錯誤しないと一生伝える力はつかない」と言っていますが、まあ、会社から出された課題で、惰性でやってるだけなので、今後も伝える力はつかないだろうなあ。と思ってます。

このやり方は納得できた。
でも自分に置き換えるとできない。
っていう人間なのかもしれないです。

これで大卒だからびっくりしたものです。
本書でも学校は暗記だけの教科書で、自分で考える力はつかないってあったので、まさに。と思いました。

国語も、正しい日本語が使えてないのに間違えた文章を解く問題をしたって力はつかない。
間違えた文章を解く問題は、正しい日本語が使えてから。
という部分はとても共感しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 参考書、エッセイ
感想投稿日 : 2016年6月5日
読了日 : 2016年6月5日
本棚登録日 : 2016年6月5日

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