法律事務所に所属する弁護士たちが様々な事件に取り組む物語だが,元医師で米国で活躍していた鷹野和也が事務所にスカウトされ波風を立てるのが発端で,6つの短篇が収められている.どの話も最終段階で和也の切り札が登場して,意外な形で終息するパターンだが,優秀な検事 一之瀬眞人が登場する「蜘蛛の糸」が面白かった.どの話も,何でもない事件の裏に潜む真実を洗い出す過程が楽しめる.
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2016読破
- 感想投稿日 : 2016年7月10日
- 読了日 : 2016年7月10日
- 本棚登録日 : 2016年7月3日
みんなの感想をみる