赤軍派のメンバーが23年服役した後,大統領の恩赦で出所する という我が国では考えられない設定が面白い.最後の方で,大統領が恩赦についてのラジオ放送をする場面がある.「ドイツのテロリズムや,テロによってもたらされた緊張や社会の分裂は終息したということ示したかった」と恩赦の理由を述べている.さらに「平和と和解をもたらす方向で対処したい」とも言っている.このあたりのドイツ人の感覚は理解出来ない部分があるが,実際にドイツでは恩赦が行われた由.和解なのか....
登場人物が多いので,別紙に書きだして参照しながら読んだ.
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- 感想投稿日 : 2011年11月17日
- 読了日 : 2011年11月17日
- 本棚登録日 : 2011年11月2日
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