初めてポーの一族を読んでまだ半年も経っていないのに、もうずっとふるくから、私の頭の中にエドガーたちが住んでいるような気がします。
ただの人間に過ぎないわたしが人間でない彼らにしか分かり得ない孤独や虚無感を完全に理解できる時は来ないのかもしれないけれど、一つ一つの話を読み終わった後に胸に広がるじんわりとした寂寥感と美しさは、読めば読むほどその質量を増していくように思います。
きっとこの先何度も何度も読み返しては、自分には決して届かない永遠の時間を生きた彼らに思いを馳せるのでしょう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年1月7日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年1月7日
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