読みはじめたら止められなかった。
上巻では犯人グループに感情移入させられ、犯行が成功したらいいなと思いつつ、どうせみんな最後は捕まるんだろうと思っていたら、こんな結末とは驚いた。
終わり方が過不足ないと思える素敵なもので嬉しかった。
高村さんは終わらせ方が上手だと思う(まだ二作品しか読んでないけど)。
城山さんのパートでは犯罪被害者の苦しさに気付かされた。
監禁されたとはいえ特に怪我もなく無事であれば周りはよかったよかったとしか思わないだろうが、精神的な衝撃、屈辱、無力感は計り知れないものなのだろう。
合田と加納の恋愛関係(?)は正直必要ないと言うか、描くにしてもほのめかす程度でいいんじゃないかと思っていたら最後の最後で核心をつくところまで描かれていてなんだか笑ってしまった。
そして合田は警察を辞めるのかと思いきやなんと昇進までして本庁に戻るなんて一体どういうことなんでしょう。
続きがあるなら凄く読みたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年1月18日
- 読了日 : 2015年1月18日
- 本棚登録日 : 2015年1月18日
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