中庭の出来事 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2009年7月28日発売)
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再読。劇中劇が多用され、複雑な入れ子構造になっていて、しかもその入れ子同士が融合してきて、迷路に迷い込んだような気持ち。それが楽しい。構造を追いかけるより何も考えずに迷路をぐるぐると歩いていくのが作品を楽しむポイントだと思う。演劇づいている恩田さんが『チョコレートコスモス』とはまた違った演劇の面白さを伝えてくれる。『チョコレートコスモス』の脚本家神谷と演出家芹沢がほんのちょっとだけ出てくる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 恩田陸
感想投稿日 : 2015年4月13日
読了日 : 2015年4月13日
本棚登録日 : 2015年4月13日

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