ルーズヴェルト・ゲーム

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  • 講談社 (2012年2月22日発売)
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半沢ブームに乗っかって、前から気になっていた作品を読了。
「倍返しだ!」とはいきませんが、変わらずの池井戸テイストです。

舞台は企業野球チームを持つ中堅電子部品会社。

リーマンショックに端を発した景気悪化により、客先の減産や競合会社との価格勝負で徐々に追い込まれていく青島製作所。

業績悪化で資金繰りが厳しくなる中、巻き返すことはできるのか、
野球部の存続はどうなるのか・・・。

自分の会社も同じように企業チームを持った製造業。
リーマンショック後には同様に厳しい話があったのを思い出します。
こういう企業チームって数字では表せないものを持ってるんですよね。

ストーリーは明快かつ爽快。
清清しい人はとことん清清しく、曲がった人は最後まで曲がって、ぎゃふん。
それぞれに信念があり、良くも悪くもこれがビジネスマンだなぁ。

かのルーズヴェルトが野球で一番面白いのは8対7の試合だと言ったことから付いた、「ルーズヴェルト・ゲーム」。

7対0からの逆転劇。楽しませていただきました!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年8月29日
読了日 : 2013年8月28日
本棚登録日 : 2013年8月27日

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