かっこいいヒロインもヒーローもいない9巻。だから地味な人たちの輝きが見えます。
混血であることへの差別に負けず、医学に燃える吾作。家治の正室五十宮がみた学問の夢。吾作だからわかる五十宮の夢の楽しさと儚さ。
大奥全編の中で、決して長くはない五十宮の出番ですが、忘れ難い人物となりました。
次の巻がまた江島事件のような展開になりそうで、気が重い終わり方です。しかしそこはよしながふみ、陥穽をどう魅せてくれるか、恐いもの見たさで待ち望む10巻です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2012年12月19日
- 読了日 : 2012年12月19日
- 本棚登録日 : 2012年12月16日
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