ロックとブンガク、そしてシネマ »
ロックンロールの手触りがする小説が好き。 ブンガクの匂いを感じさせるパフォーマーのロック・ミュージックが好き。 衝動と飢餓と欲求と愛とで成り立っているシネマが好き。 ロックンロールとブンガク、そしてシネマ。
レビュー by rock-english さん
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at 新宿、シネマート渋谷 2009,1,19 月
「泣きたいときは
思いっきり
泣けばいいのだ」
「泣き薬師」という、とある地方の駅が舞台。
社内イジメにあって、在庫管理に追いやられた毎日を送る女性社員。
妹をなくしたばかりの男子学生。
母をなくしたサラリーマン。
30にして転職し、夢だった駅員になれてやっと夢かなえた、と思ったのに、
駅が廃止になってしまう男。
みんな、それぞれつらい目にあっているのに、泣けない。
「負けるもんか」とじっと耐えているから。
あまりに悲しみが強すぎて、ただ呆然としているから。
「男は絶対、人前でなんか、泣くもんじゃない」という父の言いつけを
おとなになった今でも、じっと守っているから。
理由は、人それぞれ。
そんなとき、電車の中でいきなりひとり号泣し始める、ひとりのおっちゃん。
爆発するその様子をみた登場人物たちのこころが、少しずつ、変わっていく。
ひとり、またひとりと、嗚咽をこらえきれず、号泣する。
そうだよね、たまにはいいよね。泣いたって。
みんな、つらい思いをなんとかやり過ごして、
きつい毎日をなんとか生きているけど、
いっぱいいっぱいじゃないか。
無理もないじゃないか。
「泣きたい時はクスリを飲んで」
「クスリと笑って明日を迎える」ために
きょう泣いても、いいじゃないか。
スポンサーがオロナミンCってのが少々出来すぎだけど、
素直に共感できる。いい映画です。あったかくて。
※しかし、新宿シネマートの、あの、50歳以上オジサン率の高さは、いったんどうしたことだったのだろう。たしかに月曜でメンズ割引千円割引)だったけど、それだけじゃないような気がする。
登録日 : 2010年01月27日 01:49:52


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