フランス文学講義 - 言葉とイメージをめぐる12章 (中公新書 2148)

著者 :
  • 中央公論新社 (2012年1月24日発売)
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フランス文学門外漢のあたしでも、知っている有名どころの作家ばかりなので取っつきにくくはなかったです。文学をこういう視点で読み解くというのはなかなか面白く、フランス文学史と言うだけでなく、文学全般についても通用しそうなところが多々感じられました。著者の塚本氏は文体を見る限り、きまじめな先生のような感じを受けます。もし学生であったら授業の予習はたいへんそうですが、是非履修してみたい授業であると思います。中公新書なので書店では文庫・新書のコーナーに並んでいると思いますが、ぜひとも文芸書の海外文学コーナーにも置いてもらいたい一冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 讀後記(一般)
感想投稿日 : 2012年2月3日
読了日 : 2012年2月3日
本棚登録日 : 2012年2月3日

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