質量はどのように生まれるのか―素粒子物理最大のミステリーに迫る (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2010年4月21日発売)
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本棚登録 : 247
感想 : 35
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「神の粒子」ヒッグス粒子って何なのさ、ということで何冊か読んでいたのだが、やっと詳しく書いてある本に出会えて、へーそうだったのかと思いつつ読めた。

曰く、ゲージ対称性を破る張本人、ということで、まあ、なんとなく、そういうことだったのか、と理解はできたが、その正体については、まだ新しい粒子だか理論だかがありそうで、まだ続くんかいと思わざるを得なかった。

300ページとそこそこボリュームはありながら、素粒子物理の幕開けから2010年の近況まで超特急で飛ばしてる感はあったが、ブルーバックスらしく?危険なところには踏み込まないで助けられた面も多々あり、なかなか良いバランスの本だなと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: サイエンス
感想投稿日 : 2012年8月17日
読了日 : 2012年8月17日
本棚登録日 : 2012年7月12日

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