ログイン
ようこそ、ゲストさん 新規登録
twitter,facebook,mixiでもログインできるようになりました

root3さんの本棚 > 掏摸(スリ)


root3さんの本棚»

続かないような気がする・・・意外と続いている・・・一日一冊が目標だけど・・・まじめに仕事していると・・なかなかネ

レビュー by root3さん

 読み終わった  読了日 : 2010年01月07日  4

芥川賞受賞作家でも一度に大量には刷らないらしく,二月で8刷だって~僕は人のモノを盗む経験を成長期の食欲を充たすため,おにぎりを掠め取ることで憶えた。石川や立花と組んでの集団掏摸や,空き巣を狙ったことがある。その筋では知れ渡った存在であることに自覚は持てない。今は単独で裕福な者から財布を抜き取り,現金だけをデパートのトイレで抜き取って,カード類は免許証を含めてポストに投函する。いつの間に盗ったのか自覚のない場合もある。海外に逃れていた石川がやばい仕事に巻き込まれ,報酬500万円を約束する木島に手を貸して強盗を装った書類泥棒に手を貸すと,翌日の新聞には,家の主の惨殺記事と国会議員の不審死が報じられていた。石川は横浜から出発して逃げると言っていたが,知りすぎたために木島に消されたのであろう。スーパーで万引きをする母子が見え透いた手で万引きをする現場を目撃し,子どもの方に近づいて,万引きの手口を教えてやると,その子が懐いてきて困ったことに,追い回される。子に現金を手渡すと母は身体で返してきた。その子との繋がりを掴まれ,木島から3回の抜き取りを命じられる。携帯は2度目で成功し,指紋の付いたライターは簡単に,コートに縫い込まれていた封筒は,ナイフで生地を切り,気付かれる前に携帯で金との交換申し出に応じてすり替えた。木島は運命を握る神のように振るまい,狭い路地裏で撃たれて,血まみれの500円硬貨を路地の表に投げて誰かに気付いて貰うしか,生き残るチャンスはない~新しいアウトローの世界だ。人知れずこっそり盗る技術が求められ,それは誰でもが持つモノではなく,貴重ではあるが,使い捨てされる。犯罪の全体像は朧にしか見せず,手先となって消えていく男の見聞きしたモノで想像を膨らませるしか,読み手には情報を与えないというのは新機軸かな 登録日 : 2010年01月07日 20:39:56


コメント

コメントをする場合は、ログインしてください。

まだコメントはありません。

root3さん この本棚のフィード(RSS)
登録アイテム数:
1714
レビュー数:
1714件»
/ レビュー率: 100.0%
引用数:
11件»
コメントされた数:
1件
お気に入りしたレビュー:
3件»
お気に入りされたレビュー:
19件»
フォローしている:
6人»
フォローされている:
7人»
ブクログの特集まとめページ