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root3さんの本棚 > 東京箱庭鉄道


root3さんの本棚»

続かないような気がする・・・意外と続いている・・・一日一冊が目標だけど・・・まじめに仕事していると・・なかなかネ

レビュー by root3さん

 読み終わった  読了日 : 2009年12月13日  4

ずいぶん,待ちました~夜の交通誘導のアルバイト明けの吉野家でビールを飲んでいる妹尾に突然,鉄道敷設のプランニングを依頼した初老の男性は,元皇族の日野宮氏。広告代理店の企画屋としての経歴や,祖父の遺した港区のアパート家賃収入で暮らしていることも知っている。元同僚の女性に相談して,正真正銘の1億円の小切手を確認し,鉄道建設には西都急行が必ず請け負うと言われ,400億円の範囲で鉄道敷設のプランを練る。一つの候補は新宿周回,もう一つは成城と二子玉川を結ぶ,いずれも新交通システムだ。元鉄道マンと元ラガー,商社のOLと3人で練った企画は日野宮氏に一蹴されてしまう。ごとごと鉄路を走らなくてはならないというのだ。西都急行の総帥に伊豆まで呼び出されて傘下に入れと言われるが,毛頭その気はない。好きなジャズを聴いている内に,CDのジャケット写真に映っているサンフランシスコのケーブルカーを思い出し,原宿から新橋までの高低差を利用するケーブルカー構想を短い時間でまとめ上げると,日野宮氏は各方面に利く顔を利用して,許認可もすぐ降りると請け負い,その通りに動き始めるが,ある日を境に工事は中断し,西都急行は日野宮氏を詐欺で告発したと知らされる。日野宮氏は既に海外に逃亡しており,我々も騙されたのだと気が付いたが,彼を恨む気にもなれず,会社は休眠状態とした~元皇族の悲劇,冷泉家(?)が浮かんでくる(?)が,確かにモデルとされた西武の堤家は,皇族を離脱した旧宮家の土地を収用して,巨万の富を築いたのだろうなあ。堤氏の逮捕のニュースも既にニュースでなくなっているが,それを元ネタにこれを書いたのは明白。原氏は1954年長野生まれ,茨城育ちで,早大卒,コピーライターを経て,1997年に作家デビュー。これも実現近くなって,すべてお釈迦になってしまって,尻つぼみ&ハッピーエンドというのは如何かと思う。妙にプリンス・ホテルという名が生々しくなった 登録日 : 2009年12月13日 20:16:08


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