ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2011年10月25日発売)
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本棚登録 : 18682
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プロローグからエピローグまでで徐々に明らかになる栞子さんの秘密。
一巻の表紙の絵が実はこんな風に繋がっているのか…!と驚かされた。
『時計じかけのオレンジ』の改稿の話は、書いたものはなかったことにはできない。
だからどちらも真実であるし、決して消えない。
それは人の人生と似ていて、作者の心の流れを知る上で大切なことだと思った。
誰かの事を知りたいと願う事は、探偵のように隠されていた真実を暴くことと紙一重なんだということはわかっても、そうせずにはいられないのは業の深さというのか人の性というのか…。
次巻も気になります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年5月29日
読了日 : 2013年5月29日
本棚登録日 : 2013年5月21日

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