輪るピングドラム 中

  • 幻冬舎コミックス (2011年10月31日発売)
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本棚登録 : 1062
感想 : 42
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アニメを視聴したのは結構前だったので、思い出しつつ読み進めていった。
多蕗もゆりも本来であれば一番愛してくれるはずの人からの愛情を受けられなかっただな…ということを改めて感じた。
特に一般的には当然与えられるはずの親や血縁者からの愛情を受けず、「特別」にならなければ愛されないと刷り込まれる。
一方ある意味で「特別」になってしまった高倉家の子供達が「普通」を強く願うというのは一種の皮肉のようにも思えた。
アニメを観ている時点ではかなりの謎の人物だった、眞悧先生の心情が描かれているのが個人的にはかなり興味深かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年4月10日
読了日 : 2013年4月10日
本棚登録日 : 2013年4月1日

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