「これが書けたら作家をやめても良い」とまで作者は思いを込めて書かれた作品なのですね。帯にそうありました。
…私は湊さんの小説としては、今までの作品のほうが良いな、と感じました。
リルケの詩を引用して、構成も内容もすごく渾身、というのも
感じるのですが。何故でしょうか?単なる好き嫌いか?
高校教師の居酒屋談義で、関係者の「その後」がわかる仕掛けになっているようなのですが、なんだかちょっとわかりにくい「仕立て」のような。
母性というのは本能なのか、個性なのか、意見が分かれるだろうな
と常々考えていたのですが、これを読むともしかして情念なのかな、
と思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年1月11日
- 読了日 : 2013年1月9日
- 本棚登録日 : 2013年1月11日
みんなの感想をみる