母性

著者 :
  • 新潮社 (2012年10月31日発売)
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本棚登録 : 3712
感想 : 467
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「これが書けたら作家をやめても良い」とまで作者は思いを込めて書かれた作品なのですね。帯にそうありました。

…私は湊さんの小説としては、今までの作品のほうが良いな、と感じました。
リルケの詩を引用して、構成も内容もすごく渾身、というのも
感じるのですが。何故でしょうか?単なる好き嫌いか?
高校教師の居酒屋談義で、関係者の「その後」がわかる仕掛けになっているようなのですが、なんだかちょっとわかりにくい「仕立て」のような。

母性というのは本能なのか、個性なのか、意見が分かれるだろうな
と常々考えていたのですが、これを読むともしかして情念なのかな、
と思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年1月11日
読了日 : 2013年1月9日
本棚登録日 : 2013年1月11日

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