アキラとあきら (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店 (2017年5月17日発売)
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本棚登録 : 6486
感想 : 683
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人生初の池井戸潤作品、ということで、知人から借りて読んでみました。かなりの分厚さですが、文体は読みやすく、サクサクと読み進められました。綺麗で読みやすい文章、という印象です。

で、すみません、肝心の内容なのですが、、、うーむ、すみません、あまり、そこまで、ハマれませんでした、、、単純に、好みではないなあ、という感じでございました。ごめんなさい、、、うう、肌に合わなかった、ということだと思います。

「アキラとあきら」というタイトル通り、山崎 瑛(やまざき あきら)、階堂 彬(かいどう あきら)という二人の、同じ名前の人物が主人公でして、物語の最初と最後には瑛の方の描写なので、どっちかゆうたら、ホンマのところは、瑛の方が主役、と、池井戸さんは考えていたのかなあ?とか思いましたが、

なんというか、どっちかゆうたら、彬の方が物語のメイン?というか、東海郵船グループ企業?の話がメイン?というか、なんだか、焦点が、よお分からん、、、銀行モノなのか?どうなのか?企業モノ?むう、なんだか、ちょっと、焦点がわからない、、、感じでした。個人的には。まあ、人間ドラマ、ということなのでしょうかね、うん。

登場人物が、ちょっと、紋切り型かなあ?という感じは、しました。悪役は悪役だし、主人公たちは頑張りタイプだし、女性キャラは、、、あんまり目立たない?感じ?分かりやすくて良い感じもしますが、ごめんなさい、そこまで、こう、魅力的に感じられる人物が、、、いなかった、、、単に自分の好みの問題なのだと思います。

瑛と、マドンナ?的存在の亜衣の関係も、なんだかよお、わからんかった、、、いきなり最終章で結婚しとるがな。どこで再会してたんだ?あと、ガシャポンの再登場も、なんだか唐突だね、みたいな。あと、もと工場で働いてて、その後神父さんになっていた?保原のお兄ちゃん?も、なんだかもっと出番あってもええんでは?とか思ったり。

うーん、という感じというか、どういう感じだ?という感じですが、あんまり自分には合わなかった。池井戸さん、ごめんなさい、、、という感じの小説でした。好みって、難しいですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年11月24日
読了日 : 2017年11月24日
本棚登録日 : 2017年11月24日

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