カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1978年7月20日発売)
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「事件」が起こり、物語が一気に展開して面白くなってきたところ。登場人物、特にドミートリイやフョードルの言動やなんかを見てると、一見狂気のように見えるんだけど完全にそうは分類させないような妙なリアリティーがあってそれが逆に怖い。そう思わせる絶妙な訳者さんの言葉の使い方がすごい。でも、人間が完全に奔放に感情を表出させたらこんなふうになるのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年5月25日
読了日 : 2011年9月11日
本棚登録日 : 2015年5月25日

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