竹の花‾赫夜姫伝説 英国妖異譚 10 (講談社X文庫 ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社 (2005年6月7日発売)
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本棚登録 : 106
感想 : 8
5

2010年2月12日読了

そんなわけで日本編。
シモンも去年の約束をきちんと履行することができてご満悦なんじゃないでしょうか?最後にはセイラが縫ってくれたというユウリと色違いの浴衣着て縁日ですものね!最後だけ見れば、 まさしくハッピーEDなんですけども。……相変わらず、引きずるような謎がいくつか残されて終わりました。それはそのうち明かさ れていくので、今はまだ彼らの動向をのんびり見守るだけです(^o^)丿

9作目で確実にシモン→ユウリが無意識とはいえ鳳の中で確立したので(笑)日本でのバカンスをど うイチャイチャ過ごすのかと思ったら…!!日本にいるアシュレイ…のような従兄・隆聖が立ちはだかるー!!(;一_一) 彼の横柄と言うか俺様と言うか、立場が立場だけに年季入ってて、シモンでさえ牙城を崩せない模様。シモン は客人と言う立場、ユウリの為に黙っていた可能性はあるけれど。
そう考えると、セイラってとってもシモンに近い人間なのかも。考えていることや、心配している内容はおおよそシンクロしていることが多いからねー。
セイラはユウリとはまた趣の違う、美人でしゃきしゃきした感じですごく好感がもてました★ユウリみたいな弟を持つと、ああいう姉が出来るんでしょうか?(笑)だからって女性らしさを失わないセイラが素敵です!

アシュレイは、今回彼らしくない部分がチラチラ見えましたね。
いくら彼自身が取引するにいいと思ったことでも、火口に降りるだなんて無茶すぎる!アシュレイのことだから、勝算なく無茶はしないだろうけど…あれは賭け率が悪すぎたんじゃぁなかろうか?(;一_一) そりゃ、"じょうが"とゲームで勝てば不老不死の妙薬をもらえるとはいえ …ねぇ?しかも、それをユウリにひとつ与えてしまうんだもの!アシュレイは死ななかったですが、死に賭けたことに違いはないよね?つか、地下水脈を通って京都まで出てきちゃうなんて…そしてそれに 耐えられるアシュレイの身体って…お、恐ろし い(ToT)/ でも、それがアシュレイたる所以なんだろうな…。あの人、出来ないこととかなさそうだし。それに戸惑いというか、躊躇いないよねー…(ーー;)

隆聖が妙にアシュレイを嫌うのは、その背後の雑霊云々の前に、きっと同族嫌悪だと思う(笑)隆聖もかなりキツいなーとか思ってたけど、修行場での事件で落ち込んでいるところが一般人ぽくて親近感(笑)きっと隆聖にアシュレイとの火口での話しても、鼻で笑われるんだろうなー。そういうのは信じてもらえなさそうな気がするのはなぜかww

ユウリの過去が妙にクローズアップされた回でしたが、そこがどう携わってくるのかなー。
とりあえず、次回からはいつも通りの学校なので、オニールやマクケヒト先生の活躍を楽しみにしつつ…終わる!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  └ 英国/欧州妖異譚
感想投稿日 : 2010年2月12日
読了日 : 2010年2月9日
本棚登録日 : 2010年2月9日

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