怖くて物悲しくて、泣ける。前作でも怪談集という体裁を取りながらも拝み屋の体験記として一本通った不思議な面白さがあったが、今作はフィクション風?ホラーとしてさらにすごい仕上がりです。関係ないはずの依頼が繋がっていく様にぞわぞわする。
実話怪談風味を上手く残した拝み屋のドキュメンタリー小説といえばいいだろうか。すごく面白い作風です。職業ドキュメントとしてもしっかり面白くてできている上で、ノンフィクションらしさを消さずに、ストーリテリングに気をつかいドラマ性も出してるんですよね。
全体としてはフィクションと信じています。でないとまじで怖いからです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年10月26日
- 読了日 : 2015年10月26日
- 本棚登録日 : 2015年8月27日
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