コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書)

著者 :
  • NHK出版 (2015年4月11日発売)
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感想 : 17
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【アリストテレス『詩学』にみるコンテンツの定義】16%
コンテンツ(再現)について、(1)メディア(2)対象(3)方法のいずれかひとつでも異なれば、別々のコンテンツであると言い切る。

コンテンツとは現実の模倣=シミュレーションである 18%

情報量=線の多さ
(1)主観的情報量(2)客観的情報量

(こうともいえる)
コンテンツ=小さな客観的情報量によって大きな主観的情報量を表現したもの 31%

客観的情報量:現実>コンテンツ
主観的情報量:現実<コンテンツ

コンテンツとは脳のなかのイメージの再現である。39%

コンテンツはクリエーターのヴィジョンを表現したものである。83%

天才とは自分のヴィジョンを表現してコンテンツをつくるときに、どんなものが実際にできるのかをシミュレーションする能力を持っている人である。97%

【オリジナリティが生まれるプロセス】97%
・脳のヴィジョンを再現する能力が技術的に不足しているため、偶然に、なにか違うものができてしまう
・意図的にでたらめな要素を入れてコンテンツをつくる
・パッチワーク的に、自分がつくっていない要素をパーツとして利用する結果、自分がつくっていない要素が原因で”奇跡”が生まれる
・いままでの自分が知っているパターンを切り貼りして、新しい組み合わせのパターンをつくる

(ゲームやウェブサービスとの違いを念頭に)
コンテンツとは、”双方向性のない遊び”をメディアに焼き付けたものである。98%

コンテンツとは”遊び”をメディアに焼き付けたものである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 情報/テクノロジー/メディア
感想投稿日 : 2015年4月28日
読了日 : 2015年4月29日
本棚登録日 : 2015年4月28日

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