ひょんなことから、家守をすることになった、売れない物書である主人公の日常の物語。出てくる人が皆、怪異を当たり前のことのように受け入れているところに、この時代の世界の境界の曖昧さがうかがえる。草木の移ろい、日常の中での様々なものたちとの何気ない関わり。それにより、静かにゆっくりと流れていく季節。読んでいて温かく心地よい気持ちになる作品。
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- 感想投稿日 : 2017年6月2日
- 読了日 : 2016年11月13日
- 本棚登録日 : 2017年6月2日
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