家守綺譚 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2006年9月28日発売)
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本棚登録 : 8921
感想 : 1100
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ひょんなことから、家守をすることになった、売れない物書である主人公の日常の物語。出てくる人が皆、怪異を当たり前のことのように受け入れているところに、この時代の世界の境界の曖昧さがうかがえる。草木の移ろい、日常の中での様々なものたちとの何気ない関わり。それにより、静かにゆっくりと流れていく季節。読んでいて温かく心地よい気持ちになる作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年6月2日
読了日 : 2016年11月13日
本棚登録日 : 2017年6月2日

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