三島由紀夫賞だというのはともかく、とっても刺激的で示唆に富んだ小説だ。「太陽・惑星」よりもシンプルに読む進めることができる。ただしそれはあくまでも比較の話で、あまりの高度なテクニックになかなかついていけない自分がいる。ジャッキーチェンの映画を見た後になんだか自分まで強くなったような気になる法則はこういったところでも通じるもので、この本を読んだ後には自分まで頭が良くなった気になれる。こんな難しい本読んでる俺ってすごいでしょ、って気になれる。でもその実、なんもわかっていない俺。。。
なんていうか、頭で読む本なのだ。
それもたまにはいいけれど、
僕は心で本を読みたい。と思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
テクニカル
- 感想投稿日 : 2016年10月3日
- 読了日 : 2016年10月3日
- 本棚登録日 : 2016年10月3日
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