岡山や広島での、地域社会の改革者の方々の過疎のせいにするのではなく、どうやって豊かな地域社会を創っていくかという取り組みにとても刺激を受けました。
文中で言及のあった「光齢者」という呼称はとてもいいなと思いました。 私も高齢者になった時に、誰かの役に立てることに喜びを感じ、元気にいきいきと年齢を重ねていきたいなと思いました。
本書中に登場する地域の野菜を買い取って料理にするレストランと保育所の取り組みは、とても新鮮でいい取り組みだと思いました。
こういったアイデアが全国に広がっていけばいいなと思います。
地域に限られる話ではないんですが、経済的な問題もしかり人と人との「つながり」の問題ってとても難しいと考えさせられました。
人が生き生きと暮らすためにつながりは大切ですが、あまりにもつながりが強すぎると窮屈に感じるし、一人がいい時もあるし、…そういった活動から足が遠のいてしまう事もあると思います。
つかず離れずの適度な距離感で、居心地がいいと感じられる「つながり」を生む仕組みを如何に作り上げていくかが、今後の日本のコミュニティを育む上で大切なんじゃないかと、この本を読んで勝手に思ってみたりしました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会問題
- 感想投稿日 : 2014年2月11日
- 読了日 : 2014年2月11日
- 本棚登録日 : 2014年2月11日
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