調べると「クーパー」というのはどうやら「桶屋」のことらしい。すると題名の『夜の国のクーパー』はいったいどういう意味なのかしら!? と,まあそういった感じが全体に臭う不思議な小説である。ありきたりではあるが伊坂幸太郎という名前がなければ決して読みはしない作品なのであろう。
しかぁしこの作品は結構面白い。のっけのなぜクーパーなのか、といった疑問にもキチンと答えてくれるし、ああ次はどうなっていくのだろう、という物語読みのドキドキ感もちゃんと備えている。
この物語を「書き下ろし」という遣り方で制作した伊坂の幸太郎ちゃんに、はい拍手。
でもしかし、その伊坂の幸太郎さんは少し気取ってるのね。強く大江健三郎氏の作品を意識しました、なんてね。これぢゃまるで。わたしは将来ノベル賞をとって世界平和に貢献したいです!ってキッパリ言ってるのと同じだもんな。
まあ,大江健三郎の様にわ成りたいけれど,いつまで経ってももがき苦しむ味噌蔵作家中毒のコータロー,です。 ♪走れぇ走れぇコォタロぉー 本命穴馬かき分けてぇ~♪ いやこれは違った。すまんこってす。すごすご。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年9月11日
- 読了日 : 2012年9月11日
- 本棚登録日 : 2012年9月2日
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コメント 2件
ほんやだワンさんのコメント
2012/09/12
ryoukentさんのコメント
2012/09/12