1972年の中学歴史教科書と2006年の中学歴史教科書を対比。島原の乱→島原・天草一揆、セポイの反乱→インド大反乱、西南の役→西南戦争、東学党の乱→甲午農民戦争など、歴史的用語の変化とその理由を紹介。「戦後歴史学が民衆闘争の歴史を高く評価」、「欧米から東アジアへと経済的、文化的関心を移行」など。歴史学界では新説が通説となるのに30年かかるとの由。そのタイムラグが一律的にあらわないこともあるような。本書のなかでも歴史のとらえかたとして相反するトピックも。とにもかくにも、「こんなに」は変わってなかった印象。もちろん「変わった」とは思うけど。
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- 感想投稿日 : 2013年4月20日
- 本棚登録日 : 2013年4月20日
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