主人公はいじめられっこの少年。
隣に引っ越してきた少女に、恋心を抱きます。
しかしその少女には秘密があり・・・
ホラー作品ですが、小学生らしいピュアな恋がキュンときます。
「友達になんてなれない」というところから始まって、
友達になって、
「付き合って」と告白して。
告白のシーンはとくに印象的でした。
「付き合っても今と変わらない?」
って、少女が聞くんです。
まだ性欲を伴わない、
「愛で合う」ような恋愛なんです。
相手に対する優しさと思いやりで関係が成り立っています。
ラストにいい余韻があります。
この終わり方は好き。
原題は「Let Me In」です。
なんとなく、原題のままの方が良かったような・・・。
「モールス」はモールス信号のことで、たしかにそれが出てきますが、
大きくスポットが当たってないんですよね。
モールス信号の解説はついてないから、
二人がなんとやり取りしているのか、推測するしかなく、
でもそこは、推測させる良さもあるにはあるのですが。
「モールス」という無機質な名詞より、
「Let Me In」という、気持ちをともなった言葉の方が、
この映画には良いように思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ホラー
- 感想投稿日 : 2017年2月8日
- 読了日 : 2017年2月8日
- 本棚登録日 : 2017年2月8日
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