とにかく文章がきれいな本。作者はカナダの詩人さんです。
訳者の力もあってのことですが、心象描写を自然現象に例えて語るあたりの上手さに脱帽しています。
話としてはナチの迫害を逃れ、ギリシア人の科学者に救われて育てられる少年の話です。
淡々と語られる喪失感が胸を打ちます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
詩的な本
- 感想投稿日 : 2004年10月22日
- 読了日 : 2004年10月22日
- 本棚登録日 : 2004年10月22日
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